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公正証書まで組む
銭田の意のままに動く軽薄は、借りてもいない3億5千万の公正証書を組む。
出典:「ナニワ金融道」第13巻
サインするだけで1700万円もらえると、公正証書の意味も分からずにサインする軽薄。
というか、普通に公文書偽造罪で前科者になるという感覚はまったくなさそうです。
出典:「ナニワ金融道」第13巻
逮捕されるかもしれないのに、会社の倒産を心配しているぐらいなので。
闇金が怯れるもの
公正証書も組み、債権者会議を開く銭田と軽薄。
灰原のせいで計画通りに進まず、いらだちを覚える銭田は怖い人たちを使って灰原の彼女朱美を拉致する。
無許可営業の闇金が何より恐れるのは、警察沙汰になること。
その弱みさえ認識していれば、軽薄企画もすべてを失うことはなかったはず。
真面目に働いていればいつか良いことがあると教育されてきた善良な市民、意図して掘られた落とし穴を避けることはできませんでした。
まとめ
最終的には銭田の目論見は灰原によって崩され、ほうほうの体で撤退する。
銭田と共謀関係におちいっていた軽薄、すべてを失ってしまう。
軽薄の落ち度といえばそれまでですが、専門家に相談するタイミングは何度もあったはず。
そこまで気が回らなかったのか、専門家は敷居が高いと思ったのか。
ネットで簡単に専門家が探せる現代と違い、主に口コミで専門家を探していた時代の弊害ともいえるでしょう。
青木先生から、自分で何でもするヤツは痛い目に遭うで!と言われているような気がしてなりません。
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